中山間地域の農業は、河川の上流域に位置し、傾斜地が多い等の立地特性から、農業生産活動等を通じ国土の保全、水源のかん養、良好な景観形成等の多面的機能を発揮しています。しかし、他の地域に比べて過疎化・高齢化が急速に進行する中で、農業生産条件が不利な地域が多いことから、農地等への管理が行き届かず、耕作放棄地の増加等による多面的機能の低下が懸念されています。

このような状況を踏まえ、平成12年度から国及び地方自治体による支援制度である「中山間地域等直接支払制度」がスタートし、平成27年度からは法律に基づいた安定的な措置として実施されています。

この制度は、中山間地域に位置する各集落において、今後の営農、農地の維持、集落の活性化などについての取決め（協定）を締結していただき、その活動量（農地の面積）に応じて、一定額の交付を行い、農地の維持及び地域の活性化を図るものです。

長岡市においても、現在、97集落で取組みが進められており、市として、さらなる集落の活性化に向けた取組みを支援していくこととしています。

農業振興地域の農用地区域内で、次の要件を満たす農地。

耕作放棄の防止等を内容とする集落協定に基づき、5年以上継続される農業生産活動

令和6年度まで（第5期対策：令和2年度～令和6年度）

200,817,723円

令和5年度 中山間地域等直接支払制度取組状況 （PDF 795KB）

※制度に関する詳しい内容は農林水産省農村振興局地域振興課へ