最終更新日 2024年6月21日
大規模地震発生時には、火災が同時に多くの場所で発生するおそれがあるため、消防力が不足することで消火活動が困難な状態となり、住宅密集地などでは大規模な火災につながる危険性が高くなります。
しかし、適切な対策を講ずれば、地震火災を防ぐことができます。
①住まいの耐震性を確保する
②家具等の転倒防止対策(固定)を行う
③感震ブレーカーを設置する
④ストーブ等の暖房機器の周囲は整理整頓し、可燃物を近くに置かない
⑤消火器等を設置し、使用方法について確認する
⑥住宅用火災警報器を設置する
さらに、日ごろからの心構えとして、「自分の居住地での地震火災による影響を把握する」、「地域の防災訓練へ参加する」など、発生時の対応について考えておきましょう。
1. まず落ち着いて身の安全を確保
■倒れやすい棚などの家具からすぐ離れ、丈夫なテーブルや机の下に身を隠す。
■座布団やクッションなど身近な物で頭部を保護する。
2. 素早く火の始末
■「火を消せ!」とみんなで声をかけ合い、ガス器具やストーブの火を消す。
■電気器具のコンセントを抜き、ガス器具の元栓を締める。
3. 非常避難口の確保
■戸を閉めたままだと建物がゆがみ、出入り口の戸が開かなくなることがある。揺れを感じたら戸を開けて避難口を確保する。
4. 火が出たら初期消火
■「火事だ!」と大声で周囲に知らせて、隣近所にも協力を求める。
■火の小さいうちに消す。あくまで初期消火、危険を感じたらすぐに避難。
5. あわてて外に飛び出すな
■大きな揺れは1分程度。あわてて外に飛び出すと、瓦やガラス、看板が落下してくる。
6. 狭い路地や塀ぎわ、がけ、川べりは危険
■ブロック塀や門柱、自動販売機などは倒れやすいので、特に注意が必要。
7. 山崩れ、がけ崩れ、津波に注意
■山間部や海沿いの地域で揺れを感じたら、早めに避難態勢を。
■避難指示が解除されるまで、安全な場所にとどまる。
8. 避難は早めに。まだ大丈夫は危険
■決められた避難場所に決められた経路で、できるだけ集団で避難。
■持ち物は必要品の最小限にして、両手が開くようにリュック等を活用。
■車での避難は厳禁。
9. みんなで助け合って応急救護
■お年寄りや体の不自由な人、けが人などに声をかけ、みんなで助け合おう。
10. 正しい地震情報をつかみ、余震を恐れるな
■テレビやラジオの報道に注意して、うわさやデマに振り回されない。
■市からの情報はたえず注視する。
■消防署への災害状況の問い合わせ等は、消防活動の支障になるおそれがあることから、不要不急の電話に注意。
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