西照寺は、浄土真宗の開祖、親鸞聖人の門弟、西念が開基した信州(長野)布野の長命寺から慶長7年(1602年)に分寺、所々移住を経て長岡市上岩井に定住しました。宗派は浄土真宗です。
本堂は、定住後火災に遭い、延宝9年(1681年)に再建され現在に至っています。
同寺に安置されている杉材寄木造り、高さ81.8cmの親鸞聖人坐像は、寛保3年(1743年)に西念ゆかりの寺「円静院(京都)」から譲り受けたもので、昭和35年に国の重要文化財として指定されました。
像は、鎌倉末期のもので、全国に現存する親鸞聖人木像のうち、唯一の国指定の重要文化財となっております。
また、左右に土塀をめぐらせた流れ破風単層の山門は、享保年間(1716~1735年)の建築で、市の文化財に指定されています。