寛益寺(かんにゃくじ)は、養老2年(718年)に行基によって開基されました。真言宗のお寺です。
近世以前から人々の信仰があつく、上杉謙信公も祈願寺として帰衣されました。
本尊の薬師如来は、行基一刀三札の秘仏と伝えられており、元中7年(1390年)信徒が仏師「石見法橋慶尊」に造らせた金剛力士像2体とともに、県の指定文化財として指定されています。
地元では、金剛力士像を「仁王様」と読んでいます。
金剛力士像を安置した山門である仁王門や薬師如来立像をはじめ、持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門天)といった四天王立像や十二神将立像などの様々な指定文化財が所蔵されています。